Skyに向ける複雑な感情 - Twitterログ

メモ帳から去年の夏頃のTwitterログを見つけたのでこれも投稿しておこうかなと。
「Sky 星を紡ぐ子どもたち」というゲームに対して複雑な感情があるよ、という話。
句読点が微妙だったので少し直してる。

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ちょっと前までファミコン版FF3が心の故郷と言ってたけど、あれは女性差別的な感覚の上に作られた世界だったことがわかってこの表現は使わなくなった。でも一緒に虫取りやチャンバラしてた男の子たちから急に「女となんか遊べるか」と言われた心を癒してくれたのは、男の子として、主人公として遊べるあの世界だった。今もあれが故郷のようなものであることは変わらないなと思う。

今の私が帰りたくなる世界はSkyだ。他プレイヤーのスクショを見ると懐かしさがこみ上げる。また自由に飛びたいと思う。でも同時に帽子問題のときの韓国プレイヤーたちの怒りや悲しみ、嘆きの言葉を思い出す。レインボーイベントでのチャリティ寄付先ステルス変更で受けたショックを思い出す。

去年の2月から毎日飛び続けていた。気流の向きや強さを確認したり、他プレイヤーの飛び方を研究したり、壺のデザインを確認してまわったり、初心者が躓きやすい雨林をパトロールしたり…いろんなことをしたしいろんなことがあった。

懐かしいし飛びたいし帰りたい。あの世界にいたいと思う。Skyのアイコンをぼんやり見つめていることもある。でもやっぱりログインできない。

私がここまで傷ついたのはSkyにひどく入れ込んでいたからだ。入れ込んだのは、鬱でいろんなことができなくなって絶望しそうになっていたときにSkyに出会ったからだ。この世界でならいろんなことができるし誰とでも交流できる……そうやって救われ続けている時期に希望をへし折られたからだ。

もしSkyの問題について無関心だったり知らないままだったら今も毎日飛びまわっていたのかもしれないと思うことはある。でも私はそういう自分ではありたくない。

でも、もしも私が寛解していて、たいていのことはまあまあできるという自信のある状態でSkyと出会っていれば、FF3の問題について知ったときのようにすんなり受け入れられたのかもしれないのにな……と思うことはある。

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SkyはThatGameCompanyというベンチャー企業が作って運営してるゲーム。
ゲームじたいは好きだし本当にすごくよいゲームだなと思うんだけど、初期の頃のTGCの運営のしかたが本当に、何故にそんなことしようと思った???というような謎の対応が多かった。
運営の対応に不満はありつつ好きなゲームだし応援したいし……と思って耐えていたところに帽子問題でのジェノヴァさん(TGCの共同代表)の韓国プレイヤー蔑視発言やその後の対応の拙さがあり、更に追い打ちをかけるようにTGCがレインボーイベントの寄付先を事前に公表していた団体からこっそり変更するということがあり、そこでもう私の心はバッキリ折れてしまったわけです。
私はSkyの中でなら性別も国もセクシュアリティもロマンティックオリエンテーションも関係なく、ただの「星の子」として存在することができる、というところに救われていたので、私が救われると感じていたSkyの善い部分をTGC代表や運営がバキバキに壊していく……と感じていた。
そんな感じにバッキリ折れていた時期にしたツイートです。
思い出すとちょっとしんどいけど、優しいフレンドさんたちに手を引いて頂けたので、とりあえず今はなんとか毎日デイリーしに行けてます。
フレンドさんたちには本当に感謝してます。